メジロライアン

    〜HE IS IDOL EVER NOW〜

クラッシック成績3着2着3着から、無冠の帝王といわれ鞍上の横山典弘騎手に「俺のライアンが一番強い!」と豪語させたメジロライアン。
その後、悲願のGI制覇となった宝塚記念の前に出た「これで勝てなかったら、もうライアンが一番強いとは言わない」のコメントはとても印象的で、そこに量る事の出来ない愛を感じたりした。。
現在は静内のアロースタッドで種牡馬生活を送っているメジロライアン、現役時と変わらない筋骨隆々の馬体と、たてがみを短く刈り込んだトレードマークのモヒカンはファンにライアンカットと呼ばれ今も健在!
このライアンカット、皮膚が大変デリケートな彼は首にかかるたてがみのせいで炎症をおこしやすいという理由から現役時担当されていた厩務員さんが考案したもの。
当時はお洒落の一環だと思っていたので、所以を聞いてビックリ!
祖父のアンバーシャダイも娘のメジロドーベルも皮膚がデリケートなタイプで、遺伝や血統というものを私の中ではっきり感じた瞬間だった。
直接携わらなくても馬の知識をどんどん吸収する事も出来るんだなぁ〜と新たな一面を発見した気分になった。
現在、ライアンを担当されている方はカットに乱れを感じる毎にこまめにカットしてるとの事。
けれど、毎回それがスムーズに行われる訳ではないのだそうだ・・・。
ライアン自身気が乗らないと頭をブンブン振ってカットどころではない・・・そして、何よりライアンのストレスになる事は避けたいという理由から、最終的なカット決定権はライアンのご機嫌次第だという
カット所要時間は10分から15分で出来上がるとの事。
そして、先にも述べたデリケートな皮膚にも担当の方の愛情を伺える秘密があった!
それは「メリットシャンプー」!
尻尾やたてがみが痒くなってしまうライアンの為にこれまで馬用から人間用まで色々なシャンプーを試したそうなのだが、結果これが一番効果があったのだそうだ。
「フケ・痒みに効く」の宣伝文句は馬にも効果ありなんだ〜と変な感心をしてしまった。
アロースタッドには、外国産・内国産問わずファンの多い馬が繋養されている為に見学シーズンにはファンがまるでGIの開門ダッシュを歩くバージョンに変えた感じで大勢訪れる。
ライアンは向かって左側の厩舎の手前に馬房を構え、アンバーシャダイとメジロブライトの親子三代で並んでいる。
これは、メジロファンじゃなくても涎が出てしまいそうな景色。
担当の方のお話では「今でもライアン目当てで来てくれるファンは変わらず多いよ。アイドル的存在かな?今でもライアンカットという言葉が残っているのは嬉しいし、ライアンの人気がどれだけのものなのかを改めて感じるよね。」との事
ライアン自身も、自分の人気をわかっているのか見学に来るファンが「恰好良いね!」とか「ハンサムだねぇ〜」の会話にじっと耳を傾けている姿を何度も目にし、何となく満足げな表情を浮かべてる?・・・なんて思ったりもした。
そう、アイドルは人気が気になるものなのだ!
初年度産駒からGIウィナーのメジロドーベルとメジロブライトを輩出してから、その父親としてもファンを増やし、また本業である種牡馬としての地位も獲得したメジロライアン。
これからもずっと、ファンにとっても生産界にとってもアイドル・ライアンでいて欲しいとメジロライアンを愛する者としては願わずにはいられない。
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